バイアグラの服用後に副作用が発生するまでの時間

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルの特性は、血行促進効果が極めて高いことですが、このことによってバイアグラを服用した多くの人が副作用を実感しています。
バイアグラの効果が現れるのは、服用後40分から1時間後ですが、副作用が発生するのも同じ頃になります。
また、副作用が治まるのも同様にバイアグラの効果がなくなる5~6時間後となりますので、あまり心配する必要はありませんが、長時間副作用の症状が続くようであれば病院で診察を受ける必要があります。

バイアグラの副作用の中で、最も一般的なものが火照りと頭痛です。
体内の血流を良くするには血管を拡張する必要がありますが、当然身体の一部だけ拡張するというわけにはいきません。
したがって、身体全体の血管も拡張することになりますが、頭部に及んだ際には拡張した血管が脳神経を刺激することから、火照りや頭痛を引き起こしてしまうのです。
ちなみに、ロキソニンが配合された市販の鎮痛剤や頭痛薬を服用することで症状は緩和されます。

このほかにも、目の充血や鼻粘膜の充血による鼻詰まり、消化管の充血による消化不良や胃痛など様々な症状が副作用として確認されています。
また、シルデナフィルの効果で血管が急激に膨張すると、血流速度が速くなるのと同時に低血圧を引き起こします。
その結果、心臓に送り込む血液の量が不足してしまい胸痛、動悸、頻脈などの症状が現れることもあります。

こういった副作用は、バイアグラを服用した人の7割以上が経験するものですから、取り立てて心配する必要はありません。
しかし服用方法や体調によっても副作用の現れ方は異なってきますので、日頃から健康管理には十分注意することが大切です。
特に効果を高めようと、定められた量を越えてバイアグラを服用する人がいますが、重度の副作用を引き起こす可能性がありますから危険です。
また、体調に不安を感じた場合にはバイアグラの服用を控えることが賢明です。

バイアグラで心臓に関する副作用が出たらすぐに病院へ

バイアグラの主成分であるシルデナフィルは、狭心症の治療薬に活用されるべく臨床試験も行われていましたが、大きな効果を得ることができませんでした。
その代わりに、EDの改善に大きな効果が見られたことから、ED治療薬へと変更された経緯があります。
これは、シルデナフィルの血流促進作用によものであり、バイアグラの登場によってED治療に光明を見出すことになりました。

ただし、あまりにも強く作用が現れることから頭痛をはじめ様々な副作用を発生させる原因にもなっています。
もちろん、健康体の男性であれば、これらの副作用に個々の濃淡はあるものの、時間の経過とともにバイアグラの効果がなくなるのと同時に治りますから、特に心配する必要はありません。

なお、心筋梗塞や不整脈など心臓に何らかの疾患がある人は要注意です。
というのも血流を促進するためには、血管を拡張させなければなりませんが、広がった血管に十分な血液が行き渡らず、低血圧を引き起こすことがあります。
その結果、心臓に送り込む血液が不足してしまい、心臓に圧迫感や痛みを感じるといった狭心症の症状が発生するのです。

本来、狭心症の治療薬として開発されていたシルデナフィルが、逆に狭心症を引き起こしてしまうのは皮肉な結果です。
特に硝酸剤など血流促進作用のある薬を飲んでいる人がバイアグラを服用すると、過度に血管を拡張してしまい、海外では死に至ったこともあります。
日本においてバイアグラは、異例の速さで認可されましたが、こういった事故を回避することも一因とされています。
したがって、バイアグラを服用して心臓に関わる副作用が発生した場合には、直ちに病院で診察することが大切です。